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土と木と便り


2022年9月号


朝晩の空気はグンと冷え込み、日中はカラッとした青空が広がる北海道の短い秋が始まりました。ジャガイモ、ビーツ、枝豆など、初秋に採れる野菜たちが食卓に豊かな彩りを与えてくれています。

さて、少し前の話になりますが去る7月31日に、土と木との庭先で「小さなつながり市」というマルシェを開催しました。このイベントでは土と木とが普段から好きなモノが大集合するゆっくりのんびり過ごせる小さな市にしたいという思いを込めて、

・ネウサラベーカリーさん(美幌町・焼き立てのパン)
・みつづか豆豆農園さん(訓子府町・無農薬の野菜)
・Cafe ぐーちょきぱーさん(遠軽町・自家製のコーラとレモネード)

にも出店して頂きました。土と木とも今回初めてタープテントの下で珈琲のテイクアウト販売を行いました。

当日は天候にも恵まれ、沢山の方にお越しいただきました。行動制限を余儀なくされる日々からの解放もあり、マスク越しからでも楽しんでくださっている表情が皆さんから伝わってきました。

土と木との珈琲はホットもアイスも一杯ずつドリップして珈琲を淹れていたので、ご注文からお渡しまで最大で1時間以上お待たせしてしまうこともありましたが、それでも寛大に受け止めてくださる方ばかりで、イベント開始から終了までの間に50杯以上の珈琲を淹れさせていただきました。

店主は最初から最後までずっと珈琲を淹れ続けましたが、いつもの自分の淹れ方を貫き通し、珈琲を淹れることがとても好きで楽しいということを改めて実感し、今後もテイクアウト営業の機会を作っていこうと思いました。

また、イベント出店者の中には化学物質過敏症の方がいたため、ご来場される方の衣服に付着した合成洗剤や柔軟剤などの強い香りによって体調を崩してしまわないように、事前の告知ではその点についてご配慮していただくよう繰り返しお願いをしてきました。近年、社会問題となっている香害によって辛い思いをされている当事者の方に出店していただくことで、この問題についての認識が少しでも広がっていけば…という思いで、この機会を設けたことに意義があったのではないかと感じています。

初めてのイベントで反省点も多々ありましたが、何はともあれ大きなトラブルもなく、楽しく締めくくることが出来ました。今後もまた何か楽しいイベントを企画していきたいと思っています。