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土と木と便り


2022年12月号


雪が降り始め、朝起きると山や畑が真っ白になっていることも珍しくなくなってきました。この雪もその日のお昼頃には融けてしまうものですが、次第に融けないまま真冬の景色へと向かっていくのでしょう。

11月20日、土と木とは開店から1年が経ちました。

不器用で、派手なことの苦手な私たちですが、持ち前のDIY精神でゆっくりと少しずつ手探りと手作りと試行錯誤で一つの節目にたどり着くことが出来ました。

珈琲豆屋としては「美味しい」という言葉をたくさん掛けていただけたことが何よりも深く嬉しかったです。独自の方法によって焙煎してきた珈琲豆がより多くの人の手に行き渡り、頂いた「美味しい」というシンプルなひと言はとても励みになりました。

また、お店を始めてから沢山の方に出会えたことはいまの私たちの大きな糧となっています。土と木とは実店舗の開店よりも先にオンラインストアで珈琲豆の販売を開始したので、インターネットを通していつも珈琲豆をご注文してくださる皆様、珈琲豆の定期便をご利用中の皆様との出会いは格別のものです。

私たちの目指す珈琲は生活の珈琲です。生活の珈琲とは、珈琲の飲用文化が始まった中世後期のヨーロッパで市井の人々が街で生豆を買い求め、自宅の台所で豆を焼いていた、まさに煎りたてで香り豊かな珈琲のことです。土と木との珈琲豆もそんな台所焙煎の延長線上にあるものです。焙煎から流通まで何週間も掛かるような大規模な生産・販売の体系は取らず、「生活の中にあるものだからこそ、より質の高いものを」という思いを込めて、手回し焙煎で本当に必要な分だけを焙煎し、いつも新鮮な珈琲豆をお届けいたします。

土と木とはこれからも手の届く範囲にある豊かさをライフスタイルの軸としながら、ますます精進していきたいと思います。2年目以降も引き続きよろしくお願いいたします。