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土と木と便り


2023年1月号


朝布団から出るのがつらい時期かと思いますが、寒さに負けずお元気でお過ごしでしょうか?

土と木とは昨年末で焙煎小屋を兼ねた店舗での営業が終了となりました。2021年冬の開店から1年ほどの短い期間でしたが、たくさんの方々に足を運んでいただき、とても嬉しかったです。

そして、今年は店舗の営業を一時的にお休みして、自宅1階をセルフリノベーションし、そこに新たな店舗を作ります。雪が融ける頃には完成させ、営業を再開させたいと思っておりますが、素人2人のDIY作業でどうなることやら…。それでも自分たちの手で自由に楽しく新たな空間を作っていくことは土と木との基本精神のようなものなので、これからの毎日を頑張っていこうと思います。

店舗休業中も珈琲豆の焙煎はこれまで通り行い、町内にある洋菓子店の中屋さんと、土と木とのオンラインストアで変わらずに販売していきますので、いつもそこにある珈琲としてどうぞこれからもお役立てくださいませ。

焙煎は生豆を選別する作業、焙煎機で焼く作業、焼きたてで高温の豆を短時間で冷却させながらチャフと欠点豆を取り除く作業、そして小分けや粉挽きをして袋詰めする作業まで含めると、1回につき30分程度の時間を要します。

土と木とはそれを小さな手回し焙煎機で行いますので、1回の焙煎作業につき最大で680g程度の豆しか焼くことができません。冷静に考えてみると、とても生産性の低いことをやっているのかもしれませんが、そんなことはお構いなしです。

そもそも私たちは現代経済の大量生産消費体制、薄利多売と品質低下、それゆえの生活文化衰退の流れに沿いたくないという思いがあってこそ土と木とを始めました。手回し焙煎という少量生産だからこそ、珈琲豆一粒一粒をしっかりと焼き、作り置きによる品質低下や廃棄ロスもなく、いつも煎りたてで新鮮なものをお届けできる最適な方法だと思っていますので、これからもこのスタイルを貫いていこうと思います。

質の低いものを安く早くたくさん手に入れては雑に扱いゴミにしてしまうより、手仕事でしっかりと作られたものを大切にしていく、そんな思いを胸に土と木とは一歩一歩前へ進んでいきますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします。