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土と木と便り


2023年12月号


12月、こちらはもういつ雪が降ってもおかしくないので、スノーブーツや雪掻きスコップを出したり、雪用ワイパーやスタッドレスタイヤに付け替えたりと雪への準備は万端です…と書いていた矢先に雪が降りました。

今年も残すところあと僅かとなりましたが、一年を改めて振り返ってみると色々なことがありました。

昨年末で一年間営業していた焙煎小屋での店をクローズし、今年1月からは自宅兼店舗のセルフリノベーションを行うため休業期間に入りました。営業再開に向けて工事を進めてきましたが、小さな室内の空間作りとは言え、やはり素人二人での作業のためなかなか工事が思うように進みませんでした。大きな工事はほぼ終了しているのですが、あとは店舗用の什器作りや室内の装飾、細かな準備作業が残っています。再開を楽しみにしてくださっている皆様には本当に長らくお待たせして申し訳ありませんが、もう少しだけお待ちください。

そもそも私たちにとってはこの場所で暮らしていくこと自体が仕事のようなものなので、四季の流れに沿って農作業、草刈り、木々の剪定、除雪などもいつも通りこなしながら、この1年も過ごしてきました。特に畑で野菜を作ることについては、畑起こしや草取りをするとそれだけで丸一日が終わってしまうことがよくありました。「そんなことをしている暇があったら、もっと早く家の工事を進めるべきだろう…」という葛藤もありましたが、それでもやはり、この暮らしあってこその「土と木と」なので、そこは出来る限り妥協しませんでした。

少し大げさな言い方かもしれませんが、この暮らしは私たちにとっての表現手段です。体にも環境にも負荷を掛けながら経済的な豊かさを築き上げていく資本主義社会に、ただただ流されるままに過ごしていくことへの違和感から、「何か少しでも自らの手で作り出し、身の丈を超えない、手の届く範囲で暮らしていきたい」という思いを持って、この場所で日々ささやかな楽しみを感じながら過ごしています。珈琲についても量産品では決して味わえないものが飲みたいという思いから、1度に数百グラム程度しか焼けない手回し焙煎機による焙煎にたどり着きました。この暮らしだからこそ作り出せる珈琲をこれからも皆様とともに楽しんでいきたいと思っています。

当初の予定よりも大幅に長い休業期間となってしまいましたが、それでも皆様からいつも通り珈琲豆のご注文をいただいておりましたので、週に2〜3度の焙煎だけはこの1年間を通してずっと変わらず行うことが出来ました。オンラインストアからご注文をくださっている皆様、珈琲豆の定期便をご利用いただいている皆様、中屋さんでいつも買ってくださっている皆様、今年も私たちを支えていただき本当にありがとうございました。これからも煎りたてで香り豊かな珈琲豆をお届けいたしますので、来年も引き続きよろしくお願いいたします。