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土と木と便り


2024年1月号


雪の少ない年明けになりましたが、寒さは深まり凍てつく朝の景色がとても美しいです。そんな景色の中には野鳥やエゾリス、キタキツネの足跡があちこちにあり、今年も変わらずに逞しい野生動物たちの存在をより感じることの出来る季節でもあります。

さて、土と木とは今年も変わらず皆様に煎りたてで香り豊かな珈琲豆をお届けいたします。焙煎された珈琲豆について「煎りたての豆で珈琲を淹れると味が薄い」「焙煎から1か月後が熟成されるものだ」などといった言説が無数にありますし、それはそれで色んな考え方があってもいいとは思いますが、しかしそれらはあくまでも個人的な嗜好性の域から出ることのない話しで、誰かがたまたま言い出した味覚の評価や感性を揺さぶるような言葉がいくら世間に広く伝わったとしても、それが珈琲豆の品質を示す基準にはならないのです。

土と木とは珈琲豆を焙煎して販売する立場にある以上、とにかく豆の品質こそ大事にしていきたいと考えていますので、それゆえにいつでも「煎りたて」のものをお届けしています。珈琲豆の定期便とオンラインストアからご注文を受けたものについては、焙煎後に粗熱を取った豆をすぐに袋詰めし、その日のうちに郵便局から全国に向けて発送しています。

珈琲が飲まれるようになった中世ヨーロッパの頃は人々が街でコーヒーの生豆を買い、毎日毎日その日に飲む分だけの豆を台所で焼いていたそうです。そうすることでいつでも煎りたてで香り豊かな珈琲を嗜むことが出来ていたのでしょう。それがやがて時代の流れで、人々は近代的な暮らしを手に入れた一方で労働時間に追われるようになり、暮らしの中の仕事に時間を掛けられなくなり、台所で生豆を焼くという作業は誰もやらなくなってしまいました。珈琲豆は予め焙煎されたものを買い、それを淹れて飲むようになりましたが、珈琲も近代化の流れで生産性とコストパフォーマンスが重視された品質の低いものが大量に出回ってしまい、焙煎から流通まで何か月も経ってしまって煎りたてとは程遠いものや、製造原価率を低く抑えるために浅く煎られた酸味や雑味の強いものが一般的なものとなってしまいました。

それでも珈琲は煎りたてこそが最も質の高いものであることに変わりはありません。時代が変わっても、人々のライフスタイルがどれほどスマート化されようとも、煎りたての珈琲に匹敵するものはありませんので、土と木とはこれからも変わらず皆様からご注文を受けた分だけ少量ずつ焙煎し、いつも煎りたてで香り豊かな珈琲豆をお届けいたしますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。