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土と木と便り


2024年7月号


この夏も暑い日が続いていますが、そんな時こそ家でアイスコーヒーを飲んで夏のひと時を涼しく過ごしたいですね。今年も美味しいアイスコーヒーの淹れ方を紹介いたします。

アイスコーヒーにも様々な淹れ方がありますが、土と木とでは「急冷ドリップ」という方法をおすすめしています。

急冷ドリップ…何だか難しそうな名前ですが基本的にはホット珈琲と同じ淹れ方です。簡単に言ってしまえば、サーバーに予め氷を入れておき、その中に熱々の珈琲をドリップして瞬時に冷却する方法です。

ホットでもアイスでも珈琲豆の挽いた粉からコーヒーエキスの美味しい成分を取り出して、淹れたての香りとコクを楽しむためには、抽出の際に82〜87℃程度のお湯を掛けてあげる必要があります。急冷ドリップで淹れたアイスコーヒーはその工程を経るからこそ、ホット珈琲のような淹れたての香りとコクを楽しめます。

◆まず、豆(または粉)について。アイスコーヒーに苦味や香ばしさを求めるのであれば、深煎りか中深煎りをお選びくだい。あまり苦味のないあっさりとしたアイスコーヒーを求めるのであれば、中煎りや浅煎りを。

◆次に、豆(または粉)の量について。アイスコーヒーには氷を入れますが、氷は必ず溶けるものなので、珈琲の味がどうしても次第に薄まっていきます。ホットでもアイスでも、薄味珈琲を長時間掛けて飲むのはあまり心地の良いものではありませんので、氷が溶けても薄さを感じないようにするために予めやや濃い目に珈琲を淹れるといいでしょう。

例えば200tのアイスコーヒーを淹れるのであれば、豆(または粉)は少なくとも20g以上は欲しいところです。これはホットの抽出でも共通していますが、抽出量100tにつき豆は最低でも10g以上を使用すれば、大抵の場合は美味しい珈琲が出来上がります。

◆そして、ドリッパーにフィルターをセットして粉を入れ、いつものように珈琲を淹れていきます。ただし、サーバーの中に予め氷を入れておき、ドリップしながら珈琲液が氷を溶かし一気に冷えていくようにします。氷が溶けることを考えて以下のような抽出量を参考にしてください。

【150tのアイスコーヒーを作りたい場合】
・豆(粉):15g以上
・急冷用の氷:50g
・抽出量:100t


【200tのアイスコーヒーを作りたい場合】
・豆(粉):20g以上
・急冷用の氷:65g
・抽出量:135t


※だいたい氷が1/3、抽出量が2/3の比率になるようにすれば上手く淹れられます。

そしてグラスに、溶けにくそうな大き目の氷を数個入れ出来上がったアイスコーヒーを注げば完成です。

※イラスト付きの淹れ方ガイドを掲載していますので、ぜひこちらからご覧ください。